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浜松のお盆 初盆編

最後に浜松の初盆について。

初盆では仏具店にお願いして大がかりな盆棚が豪華に飾られます。他の地域からいらした方は、これを見て必ず驚きます。

一般的に初盆を迎える家は、親せきや知人などを招いて、自宅に僧侶を迎え初盆の供養をしてもらいます。
ここ浜松では、近親者の方は施餓鬼米と呼ばれるお米の袋を用意します。
故人が男性の場合は四角形、女性の場合は三角形となります。お盆の時期になるとお米屋さんやスーパーなどにおいてあります。

浜松の初盆で特徴的なのが「盆義理」の風習。
お盆期間に多くの方が礼服に身を包み、初盆を迎えるお宅を訪れますので、施主は盆の期間は自宅にいて訪問者に対応します。
盆供をあげてくださいますので、お返しを用意しておきお渡しします。

もう一つの浜松の初盆の特徴が、遠州大念仏と呼ばれるものです。
初盆のお宅の庭先で念仏踊りが行われ、より盛大に初盆の供養が行われます。
昨年、初めて遠州大念仏を拝見し、その迫力に感動しました。