浜松の初盆について⑤うち施餓鬼・寺施餓鬼・盆ぎりについて
浜松の初盆について
前回に続き…
今回は、うち施餓鬼(うちせがき)・寺施餓鬼(てらせがき)・盆ぎりについてになります。
うち施餓鬼(うちせがき)
僧侶を自宅に招き読経し、新仏さま、ご先祖様の供養を行います。
施主は親族を招いて読経後に食事をふるまい、引き出物を持ち帰って頂き、親族は篭盛りと施餓鬼米を用意し祭壇に納めます。
親族が用意する施餓鬼米は故人が男性なら四角、女性なら三角を用意します。
寺施餓鬼(てらせがき)
昨年のお盆から今年にかけて、お浄土に旅立たれた方の供養と、先祖供養をお寺で行います。
初盆の方は、お寺にお塔婆を依頼し、「うち施餓鬼」の時に親族にあげて頂いた篭盛りとお米をお寺に納めるのが一般的です。
(宗派、お寺によって持参するものは異なりますのでご確認ください)
盆ぎり
遠州地域では初盆期間は「初盆渋滞」がおきると言われるほど、ご近所の方をはじめ故人にゆかりのある方が個人のお宅にお参りに出向きます。
遠州地方出身でない友人はお盆期間で盆切りに初盆のお宅へ伺う人の多さにとても驚いていました。
施主はお盆供返しと最近ではペットボトルのお茶を用意し、お参りに来た方にお渡しします。
ペットボトルのお茶を用意するのは、本来ならば上がってお茶を飲んで頂きたいというおもてなしの心からお渡ししているといわれています(地域によって変わってきます)
昔実家のおばあちゃんに「お盆はご先祖様をにぎやかくお迎えして送るんだよ~」と言っていた事を思い出しました。
また、当霊園に来園する方や、スタッフとお盆についての話をすると遠州地方の中でもやり方が少しづつ違う事も気づき驚きました。そしてどこもご先祖様をおもてなしする気持ちは一緒だと思いました。
次回は迎え火・送り火についてです。
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