浜松の初盆について⑥-迎え火・送り火-
浜松の初盆について
今回はご先祖様をお迎えする「迎え火(むかえび)」お送りする「送り火(おくりび)」です。
迎え火
自宅までご先祖様を案内することとなります。
①(当院では)ご本尊様前のローソクに火をいただき、提灯に火を灯しお墓の前に移動します。
②墓前では提灯の火からオガラや松の木に火をつけて迎え火を行います。(ほうろく皿と呼ばれる素焼きのお皿の上で焚くようにします。直火は禁止されている場所もありますのでご注意ください。)
③墓前の迎え火が消えたのを確認し、提灯を灯したまま自宅に移動します。(お車での移動の場合は、安全面を考え提灯の火は消してください)
※当霊園ではご先祖様が迷わないようにという気持ちで、このような」LEDタイプの提灯を貸し出しております。
④自宅の門前で迎え火をします。
⑤玄関の前で迎え火を行います。(④⑤は住宅事情に合わせて実施してください。祭壇の提灯に明かりを灯してそれを迎え火代わりにするる家もあります)
⑥自宅祭壇のローソクに火をつける
※浜松では盆義理の準備の都合で、初盆の方は14時くらいから迎え火を焚くことが多くなっています。
送り火(おくりび)
送り火とはご先祖様があの世に無事戻れるようにと「送り火」を行います。
基本的には迎え火とは逆の手順で墓前まで送ります。
浜松の初盆の場合は、煩悩と同じ108の松の木の束を作ります。
そして火がついた松の木を、竹と木で一揃いとなった箸を使い、二人で箸リレーをしながら何度か分けて、玄関の前から門まで送り出すということも行われます。
その後お寺に、お盆のお飾り「白木の位牌」「精霊馬(おしょろ様)」「施餓鬼旗」「五如来旗」などを新聞に包み寺行事としてお焚き上げをします。
※「迎え火・送り火」の手順は宗派や地域によって異なります。
以上で「浜松の初盆について」になります。
おおまかな流れから準備、うち施餓鬼、寺施餓鬼、迎え火・送り火まで書かせて頂きました。
ご先祖様をお迎えし、供養する風習は地域ごとにさまざまですが、ご先祖さまへの「敬いの心」を次の世代についでいくこともお盆の大切な意味といえると思います。
私も毎年くるお盆を今一度ご先祖様に感謝したいなと思いました。
浜松駅から車で10分 永代供養の渡瀬みどり霊園 https://www.midorireien.com
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