浜松のお盆について-準備編その1-

皆さんが特に知りたい「お盆の準備」について、ご紹介していきたいと思います。
とはいえ、何しろお盆初心者の私です…何を用意して良いのやらさっぱりわかりません(^^;)
さて、お盆の準備は以下の2つに分けて考えると良いそうです。
①先祖代々の供養:ご自宅のお仏壇の前に、机やテーブル(盆棚や精霊棚という)などを用意して、ご自身で飾りつけます。
②新仏さまの初盆の供養:祭壇を業者さん(葬儀屋さん、仏具屋さん等)に各自手配します。
今年は初盆だと言って、先祖代々の供養をおろそかにしてはいけないとのことで、①と②それぞれ準備するのが本来のやり方です。
②の準備は、業者さんがきっちりやってくださることが多いので、お願いだけしておけばそれほど心配はいりません。
まずは①が基本となりますので、そちらから説明していきます。
分らない言葉も多いと思いますが、 お寺で見本の祭壇を準備しましたのでそちらの写真も載せてあります。本堂に展示してありますのでよろしければご覧ください。
まずは書き出してみます。
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一般的な仏具と、お盆独自の仏具に分けてみます。
●一般的な仏具
・位牌(いはい)
・ろうそく
・生花(せいか)
・香炉(こうろ)
・線香(せんこう)
・霊供膳(れいくぜん):正式な黒塗りのお膳のセット。仏具屋さんなどで入手。
・菓子・季節の果物や野菜などのお供物
・水向け用の水を入れた湯呑と南天の葉
お盆期間中は、帰ってきた故人に三食用意して召し上がっていただくのが、最高の「お・も・て・な・し」です!
お菓子や果物なども、好きだったもの、帰ってきたらきっと食べたいというであろうものをお供えしてあげるといいですね。
●お盆独自のもの
・真菰(ござのようなもの)
・精霊馬(きゅうりで作った馬とナスで作った牛)
・素焼きの皿2枚(1つにご飯・1つに煮物等のおかず、またはそうめんなどをあげる方も多いそうです。毎日新しくしてあげましょう。)
・麻がら(麻木)
・お迎え団子
またお盆は施餓鬼(せがき)と行事をあわせて行うことが多く、施餓鬼用の餓鬼飯(洗米と賽の目に切ったなすをまぜて蓮の葉または里芋の葉に盛りつけたもの)や、お茶碗にご飯を山型に盛ったものを盆棚に一緒に用意することもあります。
そして盆棚のわきには盆提灯を飾るお宅も多くあります。初盆用の白提灯と初盆以外の通常のお盆に使うカラフルな提灯と二種類あります。
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今回の準備編ではお盆の祭壇の写真を載せてありますが、次回では祭壇に準備したものをクローズアップして説明したいと思います。