浜松(遠州地方)の初盆②初盆のながれ
こんにちは、今回のブログは、浜松(遠州地方)の初盆について、
に続き、「浜松(遠州地方)の初盆のながれ」をご紹介します。
初盆のおおまかなながれが分かると、それに向けた準備や心構えができ、不安が少しばかり解消されるのではないでしょうか
それでは初盆のおおまかな流れを簡単に説明していきます
※宗派・お寺によって異なります
①うち施餓鬼(うちせがき)
お盆期間前に僧侶と近親者を自宅に招き、初盆飾りの前でうち施餓鬼法要を行います。
施主は初盆飾りの祭壇、引き出物に料理(うち施餓鬼に来ていただいた親類の方用)の手配をし、親類は篭盛りや袋米を用意し初盆飾りの祭壇へお供えします。
②迎え火
故人、ご先祖様が迷わず自宅に帰って来られるように迎え火を焚いてお迎えします。
③盆ぎり
遠州地方では「盆ぎり」という地方独特の風習があり、盆行事を重視する土地柄でもあります。
お盆期間中、故人と親しかった友人や知人、町内の方や会社関係の方など多くの方が故人を偲び焼香するために自宅へ訪れます。
施主は盆ぎりに来ていただいた方に、お返しの品として「盆供返し」を手配します。
④寺施餓鬼(てらせがき)・送り火
お寺に集まり初盆の方のご供養とご先祖様の供養を行うのが「寺施餓鬼(てらせがき)」です。
送り火は、迎え火とは逆の手順で墓前まで送り、ご先祖様があの世に無事戻れるようにと「送り火」を行います。
おおまかに説明しましたが、以上が「初盆のながれ」となります。
浜松(遠州地方)の中においても、地域によってお寺や宗派によってもやり方はかわってくると聞きます。
自分の住んでいる地域はどんな初盆を迎えるのか、ご近所さんや親族などに聞いてみるのもいいかと思います。
次回は初盆のながれにある「お施餓鬼」について詳しく解説していきます。
浜松(遠州地方)の初盆