浜松(遠州地方)の初盆④盆棚に用意するもの
こんにちは
みどり霊園のある浜松市は例年よりも遅い梅雨入りをしました。
本日のブログは前回の「浜松(遠州地方)の初盆③お施餓鬼ってなに?」続き、
「盆棚に用意するもの」をご紹介します。
お盆グッズがスーパーに並びはじめ、初盆を迎えるお家も少しずつ準備をはじめてる時期ではないでしょうか
今回は「盆棚に用意するもの」を大きく3つご紹介します。
おしょろ様・精霊馬(しょうりゅううま)
飾り方は一例です
きゅうりで馬を、なすで牛を作り真菰(まこも)の上に乗せ、素焼きのお皿2枚にゆでた素麺などを盛りつけ、おしょろ様のエサを用意し飾ります。
おしょろ様には、来るときは「馬に乗って早く帰ってきてください」帰るときは「牛に乗ってたくさんの荷物(供物)を積んでゆっくりお帰りください」という意味があるそうです。
きゅうりとなすでおしょろ様を用意する他、画像のようなおしょろ様を購入し用意するのもいいかと思います。
霊供膳(れいくぜん)
※宗派によって並べ方が変わります
黒塗りのお膳セットにご飯を盛ります。(お膳のセットは仏具屋さんで購入できます)
基本的にはご飯、汁(しる・お味噌汁など)、煮物、膾(なます)、香の物(お漬物)という精進料理を供えます。
おかずは一例ですが、肉、魚、ニンニクや玉ねぎ等のにおいのキツイ物は避けましょう。
「霊供膳」を祭壇へお供えするときは、仏様のほうにお箸があるように、仏様に召し上がってもらうような向きに置くようにします。
用意が難しそうに思えますが…お味噌汁や煮物など、朝ごはんを基本に応用すると、それほど手間はかからないかと思います。
また仏具屋さんなどで水だけで簡単に準備ができるフリーズドライの霊供膳セットなどもあるそうです。
お供え(果物・お菓子)
季節の果物や野菜、海のもの、山のものなどを用意します。なるべく日持ちがするものを選ぶと良いと思います。
りんごやオレンジなど、菓子はお饅頭などを用意する方が多いですが、故人が好きだったものをお供えするのもいいと思います。
浜松(遠州地方)の初盆④「うち施餓鬼に用意するもの」いかがでしたか?
お盆の準備になると…大変そうと身構えてしまいがちですが、今の時期になるとスーパーの季節コーナーや仏具店に初盆準備の品が置かれています。
それらを活用して準備を進めてみてはいかがでしょうか?
またみどり霊園でもお盆グッズを販売しています。お寄りの際は見ていってくださいね。
次回は浜松(遠州地方)の初盆「送り火・迎え火」についてです。