(遠州地方)のお盆⑤うち施餓鬼・寺施餓鬼って?
こんにちは
本日は前回の浜松(遠州地方)のお盆④お盆期間って何するの?
に続き、浜松(遠州地方)のお盆⑤「うち施餓鬼・寺施餓鬼って?」です。
お盆のご案内などで「施餓鬼(せがき)法要」という言葉を目にしたことはあっても、どのような供養なのかよく分からないという方も多いのではないでしょうか。
施餓鬼法要とは、餓鬼道で苦しむすべての精霊へ食べ物や飲み物を施し、供養する仏教の法要です。
施餓鬼(せがき)とは
「お施餓鬼」とは、餓鬼道に落ちて苦しんでいる霊(餓鬼)に飲食を施し供養する法要です。
その由来は、お釈迦さまのお弟子である阿難尊者(あなんそんじゃ)の前に、餓鬼が現れ「お前は三日後に死ぬ」と告げました。
驚いた阿難は、お釈迦さまにどうすれば良いか尋ね、お釈迦さまはすべての餓鬼に食べ物飲み物を施す方法を説かれました。
阿難はその方法に基づいて供養をし、餓鬼たちは救われ、阿難自身も寿命が伸ばすことができたと伝えられています。
本来「お盆」と「施餓鬼」はそれぞれ別の由来を持つ法要です。餓鬼の供養という点で共通していることから、お盆の時期に施餓鬼法要が営まれるお寺も多くあります。
さらに遠州地方の「施餓鬼」は、自宅で行う「うち施餓鬼」と、お寺で行う「寺施餓鬼」の二つがあり、お盆の大切な行事として受け継がれています。
施餓鬼はご先祖さまや故人だけでなく、縁のある方も縁のない方も含め、すべてのいのちへ供養を届ける法要でもあります。
うち施餓鬼(うちせがき)
僧侶を自宅に招き読経し、新仏さま、ご先祖様の供養を行います。
施主は親族を招いて読経後に食事をふるまい、引き出物を持ち帰って頂き、親族は篭盛りと施餓鬼米を用意し祭壇に納めます。
親族が用意する施餓鬼米は故人が男性なら四角、女性なら三角を用意します。

寺施餓鬼(てらせがき)
昨年のお盆から今年にかけて、お浄土に旅立たれた方の供養と、先祖供養をお寺で行います。
初盆の方は、お寺にお塔婆を依頼し、「うち施餓鬼」の時に親族にあげて頂いた篭盛りとお米をお寺に納めるのが一般的です。
(宗派、お寺によって持参するものは異なりますのでご確認ください)

正授院の寺施餓鬼とお盆供養
正授院では7月15日に寺施餓鬼法要をやっており、13日は、初盆の方以外のお盆供養祭を行っています。
お盆のひととき、ご家族皆さまで掌を合わせてみてはいかがでしょうか
次回は、「ペットちゃんの初盆もどうする?」です。
浜松(遠州地方)のお盆①浜松のお盆ってどんな風習?
浜松(遠州地方)のお盆②初盆とは?何を準備すればいいの?
浜松(遠州地方)のお盆③お盆の祭壇はどうする?飾り方や選び方について
浜松(遠州地方)のお盆④お盆期間って何するの?