池坊家元の直筆の石碑と如意輪観音
当寺院の檀家総代は、渡瀬町の渡瀬さんです。
その渡瀬さんのご先祖「渡瀬寿翁」が、池坊の43世「池坊専啓」より免許皆伝されたことを示す記念碑が境内にあります。記念碑は「専啓」の直筆と言われています。
耐震の問題もあり、今回の工事にあわせて、この記念碑を移転することになりました。
しばらくの間、境内に仮置きしています。
池坊の僧は、頂法寺の住持として六角堂の本尊「如意輪観音」に花を供えることとなっていたとされています。
当寺院に「如意輪観音」が祀られているのも、この記念碑と関係があるように思います。
観音堂の幕を外して、そのお顔をゆっくりと拝見させていただきました。本当に穏やかな顔をしており、どんな悩みを打ち明けても、きっと微笑んで話を聞いてくれるように思います。
観音堂も老朽化により取り壊しとなります。この「如意輪観音」も一度本堂内に仮置きさせていただきます。
(写真はお檀家の鈴木徹司さんの撮影です)