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浜松の初盆 ⑤お施餓鬼(おせがき)とは

浜松のお盆2022【5】~ お施餓鬼(おせがき)について~

 

こんにちは、

今回はお施餓鬼(おせがき)についてです。

一般的に、お盆の時期に一緒に行うことが多い行事のひとつになり

 

お釈迦様の弟子である阿難(あなん)が、餓鬼に死を予告された際に、お釈迦様の教えに従って

「陀羅尼(だらに)」をとなえながら餓鬼に食事を施したところ、その功徳によって餓鬼は救われ、阿難も寿命を延ばすことができたとされる説話に基づいて「施餓鬼(せがき)」が行われるようになったとされています。

 

遠州地方(浜松)のお施餓鬼には2つの種類

●うち施餓鬼(うちせがき)

●寺施餓鬼(てらせがき)

があります。

聞きなれない言葉ですが順に説明していきますね。

うち施餓鬼(うちせがき

お盆期間前に僧侶を自宅に招きおこないます。

なぜ自宅でうち施餓鬼をするのでしょうか?

先祖の霊が帰るお盆は、たくさんの食べ物を用意し、家族そろって故人の帰りを待ちわびますよね。

しかし、成仏せきずにさまよう餓鬼(がき)の霊は、その姿がうらやましく思い邪魔しようとするという説もあり、

お盆期間前に餓鬼の法要を行い、先祖の霊が無事に帰ってくるよう手助けすると言われています。

 

 

寺施餓鬼(てらせがき)

寺施餓鬼(てらせがき)とはお寺で行う施餓鬼(せがき)法要になります。

餓鬼たちは飲食をしようとする度、それらが炎となって喉を通らず常に飢えと渇きに苦しむとされています。

そんな餓鬼たちにお経あげながら食べ物を施し、ご先祖様の供養とともに餓鬼の供養を行う大切な法要です。

 

 

お施餓鬼(せがき)は単に難しい言葉だとばかり思っていましたが

今回の記事を書くことで知ることができました。

※お施餓鬼は、地域や宗派によって異なります。

 

 

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