浜松の初盆 ②大まかな流れについて
浜松のお盆2022【2】~おおまかな流れについて~
こんにちは。
前回に引き続き、本日は「初盆のおおまかな流れについて」お話したいと思います。
宗派やお寺によって異なりますが、おおまかな流れは以下のようになります。
遠州地方(浜松)では、お盆と施餓鬼が一緒の時期に行われます。
①「うち施餓鬼」(うちせがき)
近親者と僧侶を自宅に招いて供養を行います。その後に会食をして集まった方に引き物を渡します。
お施主様は、寺院に日時の確認をし、祭壇の手配(予約)をします。当日集まる方の食事や引き物も準備しておきます。
ご親族の方は、篭盛り・四角や三角のさらしの袋に入ったお米を用意します。
②「迎え火」
お盆の時に帰ってくる故人を迎えるために焚く火のことで、迎え火は故人の霊が帰ってくるときの目印になります。
③「盆ぎり」
お盆期間中に、近隣や親族、縁のあった方などが故人を偲びご自宅にお参りにきます。
お施主様は盆ぎりに来ていただいた方に、お返しの品を用意します。
一般的には訪れた方が「盆供」を用意し、お施主様は「盆供返し」をお渡しします。
④「寺施餓鬼」(てらせがき)・送り火
初盆の供養をお寺で行います。送り火は、お盆に帰ってきた故人の魂を現世からふたたびあの世へと無事に戻れるように送り出すために焚く火のことで、迎え火・送り火の手順は宗派や地域によって異なります。
以上が「初盆」のおおまかな流れになります。
おおまかな流れが分かると少し安心ですよね。
次回は、浜松の初盆「準備するものについて」をご紹介します。
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