浜松(遠州地方)の初盆
遠州地方では「初盆」の行事をとても大事に行われている地域とされ
「盆義理」という独特の風習があると聞きます。
浜松のお盆は、葬儀より大変!と聞いた事も…。
みどり霊園でも「初盆だけど、何から準備すればいいの?」「いったどういったことをするの?」とお問い合わせを多くいただきます。
はじめて迎えるお盆、分からない事が多いと不安ですよね。
初盆とは
初盆(はつぼん)とは故人の死後、四十九日の忌明けを過ぎてから初めて迎えるお盆のことをいい、新盆(にいぼん)とも呼ばれます。
故人があちらの世界から初めて自宅に帰ってくる「初盆」は、華やかに飾られた祭壇にたくさんのお供物を用意し、僧侶に読経をしていただき故人をお迎えします。
「盆義理」は、故人と親しかった友人や知人、町内の方や会社関係の方などが、故人を偲び焼香をするために自宅へに訪れます。
また、「遠州大念仏(えんしゅうだいねんぶつ)」という地域特有のお盆の風習があり、太鼓や笛、鐘の音などに合わせて念仏踊りが繰り広げられ、浜松市の無形民俗文化財に指定されています。
お盆とは?
お盆は、サンストリック語の「ウランバーナ(盂蘭盆・うらぼん)」が語源となっています。
お釈迦様のお弟子さんの目連さんのお母さんが餓鬼道(がきどう)という世界で苦しんでいました。
そこで、百味の飲食(おんじき)を供えて供養したところ、その功徳により母親をはじめ七世の父母(七代前の先祖)までを餓鬼道から救済できたというお話が供養のはじまりとされています。
浜松(遠州地方)の初盆から「初盆って何?」いかがでしたか?
初盆は大変だ…!と思いがちですが、故人がはじめて戻ってくる大切な行事です。
ひさびさに戻る自宅…あたたかく迎えてくれたらうれしいですよね。
浜松(遠州地方)の初盆について