浜松の初盆2023⑥ 迎え火送り火
こんにちは
7月に入り、だんだんとお盆も近づいてきました。
当院でも年に一回のお盆の準備を少しずつ進めています。
本日は前回の投稿に続き
ご先祖さまをお迎えする「迎え日」、お送りする「送り火」についてです。
迎え火
ご先祖様が迷わず自宅に帰って来られるように迎え火を焚いてお迎えします。
一般的に13日に行われます。
①(当院では)ご本尊様前のローソクから火をいただき、提灯に火を灯します。
②墓前で、ご本尊様からいただいた提灯の火から、オガラや松の木に火をつけて迎え火を行います。(ほうろく皿と呼ばれる素焼きのお皿の上で焚くようにします。お寺や墓地によっては、直火は禁止されている場所もありますのでご注意ください。)
③墓前の迎え火が消えたのを確認し、提灯を灯したまま自宅に移動します。(お車での移動の場合は、安全面を考え提灯の火は消してください)
当院では、このようなLEDタイプの提灯を初盆の方に貸し出しております。
④自宅の門前で迎え火をします。
⑤玄関の前で迎え火を行います。(④⑤は住宅事情に合わせて実施してください。玄関先の提灯や、祭壇の提灯を迎え火代わりにするお宅もあります)
⑥自宅祭壇のローソクに火をつけ、ご先祖さまを自宅へお迎えします。
送り火(おくりび)
送り火は、ご先祖様があの世に無事戻れるよう送り出すために行います。
基本的には迎え火とは逆の手順で墓前まで送ります。
浜松の初盆の送り火は、煩悩と同じ108本の松の木の束を108束作るとされ、火がついた松の木を、竹と木で一揃いとなった箸を使い、二人で箸リレーをしながら何度かに分けて、玄関の前から門まで送り出すということが昔から行われていました。
その後当院では、お盆のお飾り「精霊馬(おしょろ様)」「施餓鬼旗」「五如来旗」などを新聞に包み寺行事としてお焚き上げをします。
※「迎え火・送り火」の手順は宗派や地域によって異なります。
次回は、お盆のお花ミソハギについてです。
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